SOLUTION CASE 01
SOLUTION 01

採用ブランディング事例

コロナ禍における
採用活動の中止。
その大きな空白を埋めるべく、
大手航空会社の
採用ブランドを再構築。

ソリューションの背景
日本全国の企業に大きな打撃を与えた新型コロナウィルス。とりわけ、人の接触や移動を伴う旅行業界は影響が大きく、関連する大手航空会社もその例に洩れなかった。事業計画の見通しが困難となり、その年、1500人弱の採用を見送ることとなったのだ。
採用がストップすることの影響は大きい。学生が抱く企業イメージの変化はもちろん、これまで採用チームが蓄積してきたノウハウも失われてしまう。実際、コロナ禍の収束が見え始めてきた2022年3月に、2023年卒学生の採用をスタートしたものの、スタートで大きく出遅れたこともあり以前のような母集団を作ることはできなかった。
そんな中で迎えた、2024年卒採用。秋冬のインターンシップを母集団形成の勝負どころと見定め、企業としての新しい姿を学生に示すべく採用活動がスタートした。
採用広報の再構築が急務…!

01 CASE 01

採用活動の中止は、そのままPR活動のストップにつながる。企業の顔である採用WEBサイトに目を向けると、掲載されているプロジェクトは過去のものとなっており、新しい中期経営計画も反映されていない。社員インタビューも古い情報のままだ。
さらに、コロナ禍の数年間で学生の企業選びの軸は「職種重視」へと変化していたが、そのニーズに応えるコンテンツがなく、自社が進めてきた「職種の新設」や「既卒者採用の強化」などの新しい施策も表現できていなかった。まさに「採用ブランドの再構築」が急務となっていたのだ。
そこで、
●幅広い職種とその自律的なキャリアパス
●多様な人財が活躍できるフィールド
●新規事業への取り組み
といった、コロナ禍を経て変化・深化した企業の姿を的確に示すために、PR活動の中心となる採用サイトのリニューアルが検討された。

プレゼンテーションに向けたプランニング

02 CASE 02

採用担当者への複数回にわたるヒアリングを経て、営業とディレクター、さらに外部パートナーであるコピーライターを加えてプランニングを開始。複数の学生にインタビュー等も実施し、この大手航空会社に学生が抱いているイメージの解像度を高めていった。
提案の軸となったのは、「サイトコンセプトの再設定」と「コンテンツ拡充による採用課題の解決」。またデザイン面では、従来のクールなイメージを一新し、企業カラーを効果的に使用することで、明るくポジティブな印象を与えられるデザインをめざした。
コンテンツにおいては、新規事業へ関わる若手社員が「自撮り」で取り組みを紹介していく企画を配置。従来の採用サイトではあまり見られない手法により、学生にインパクトと新鮮なイメージを訴求。事業や職種への理解を促すコンテンツも「見やすく、わかりやすい」を徹底、既卒社向けのコンテンツも用意した。このようなプロセスを経て、いつ、どの状態の求職者が訪問しても、企業を一から理解でき、かつ魅力を発信できるサイトを提案。複数社が競ったコンペティションにて、ワークス・ジャパンの案が採用された。

03 CASE 03

早期から採用活動をスタートしたこともあり、2024年卒の採用は、質・量ともに充足。面接の場では、採用サイトで得た情報をもとに、それぞれの視点で企業の魅力を語ってくれる学生が増えたという。
PR活動の土台となる採用サイトの完成を受け、2025年卒採用ではさらに他ツールの充実も図ることで、どの企業よりも中身の濃いPRを目指している。また、採用サイトでの訴求ポイントと、イベントや社員面談で語る内容の統一感を図ることで、学生に対する企業イメージの浸透をさらに促進する予定だ。
今回の採用サイトのリニューアルは、この大手航空会社の採用ブランドの再構築、そして、企業としての新たな姿のPRの足がかりとなった。